服の上手な「たたみ方」 ~サイズを揃えて四角くたたむ!~
お洒落な服屋さんが並ぶショッピングモールなどを歩いていると、新しい服がどんどん欲しくなって目移りしてしまいますよね。でも、膨大な量の洋服をすっきりと片付けるのは大変です。行き場のない服が溢れて、部屋が散らかる原因になってしまっていませんか?
クローゼットや引き出しの中が整頓されておらず、手持ちの服が把握できていないと、「服はたくさんあるのに着るものがない!」という事態になりがちで、似たような服を買ってきては余計に散らかってしまうという悪循環が繰り返されます。
毎朝のドタバタを解消するためにも、見やすくきれいにレイアウトして、欲しい洋服がすぐに見つかる収納に変えていきましょう。
つるす収納と、たたむ収納
服を収納するとなると、ハンガーに掛けるか、畳んで仕舞うかということになりますが、衣類には掛けたほうがよいものと畳んだほうがよいものがあります。
ハンガーに掛けたほうが良いもの
- シワがつきやすいもの
- 生地が分厚い、硬いなどで畳みづらいもの
- 生地が薄くさらりとした素材のもの
- プリーツやドレープの入ったもの
⇒スカートやワンピース、スーツ、レザーウェアなど
畳んだほうが良いもの
- シワの気にならないもの
- ハンガーにかけると跡が残ったり、形が崩れてしまうもの
⇒ニット、Tシャツ、カットソー、ジーンズ、下着、パジャマなど
掛けるより畳むほうがコンパクトにまとまるので、スペースが限られている場合はほとんどの服を畳んで仕舞うことになるかもしれません。
見やすく取り出しやすい、「四角くたたむ」収納術!
衣類をたたんで片付けるとき、たんすなどの中に積み重ねて入れてしまうと、着たい服が見つけにくく、下のほうにある服はなかなか取り出す気になれません。
持っている服がひと目で分かるようにするには、「四角く畳んで、立てる収納」がおすすめです。今回は、様々な衣類をキレイに四角くたたむやり方をご紹介します。
◆Tシャツ
- 横幅を揃えるために、厚紙を一枚使うやり方です。
厚紙を使わなくても畳むことはできますが、これを一枚作っておくと楽に大きさを揃えることができます!
- ダンボールや厚紙を切って、収納場所にぴったりな型紙を作りましょう。
引き出しなどの幅と高さを測って、それより少し小さい型紙にします。
(服の厚みの分を考慮するため) - Tシャツのシワをのばして広げ、その上に先ほどの型紙をのせます。
- 型紙の横幅に合わせて、左右の袖をたたみます。
- 型紙を一度抜き取り、今度は高さを合わせて服の上下をたたみます。
- 袋状になっている方に、もう片方を入れ込みます。
- 完成!
◆セーター
- セーターの正面を下にして、シワをのばして広げます。
- 左右が重ならないように、服の内側に向かって袖をたたみます。(なるべく厚みが出ないようにするため)
- その上に先ほどの型紙をのせ、型紙の横幅に合わせて、服の左右をたたみます。
- 型紙を一度抜き取り、今度は高さを合わせて服の上下をたたみます。
- 袋状になっている方(下部)に、もう片方(上部)を入れ込みます。
- 完成!
◆靴下
- 左右の靴下を交差させるように重ねて置きます。
- 下になっている靴下を、上の靴下に重ねるようにたたみます。
- もう片方の靴下も同じように、その上に重ねてたたみます。
- ひっくり返して、少し出ている部分を袋状になっている部分に入れ込みます。
- 完成!
いかがでしたか? 衣服を同じ大きさにそろえて四角くたたむと、収納場所を有効に活用できるだけではなく、見た目にも美しく、欲しい服がサッと取り出せます。
今あるたくさんの服をすべて畳み直そうとすると最初は大変かもしれませんが、一度やってしまえば明日からは快適!
ササッと服選びして、朝の貴重な時間を少しでも節約できれば、これまでよりゆったりと過ごせるようになるかもしれませんね。
季節はずれの衣服を保管する場合は、スーツなどもたたんで衣装ケースにしまうことになるかもしれませんが、その際には、折り目になるところにタオル等をはさむと たたみジワが付きにくくなります。
きれいに四角くたたんだ衣服の機能的なしまい方や、ハンガーに掛けた衣服をどのように並べるかは、次回詳しくご紹介いたします。