服の上手な「しまい方」 ~収納したら崩さない!~
前回の記事では、たたむ衣服は四角く揃えて、立てて入れるのが良いというお話をしました。
前回:服の上手な「たたみ方」 ~サイズを揃えて四角くたたむ!~
今回は実際に、その洋服を収納スペースに入れてみましょう!
取り出しやすく、崩れないように入れるにはどうすればいいのか、また、ハンガーに掛けた衣服の場合はどうすれば機能的に収納できるのかをご紹介いたします。
立てる収納を崩さないコツ
前回ご紹介した方法で洋服をたたみ、引き出しの中に立てて並べてみると、とても見やすく、整頓された状態になると思います。
でも、いざ使おうと思って服を一着取り出してみると、他の服がそれに引っ張られて崩れてしまったり、取り出した服の分のスペースが空いて、他の服が倒れてきてしまったりするかもしれません。
ここでは、そうならないための収納の工夫をいくつかご紹介いたします。
ブックスタンドを使う
最近は、百円均一でも可愛いブックスタンドを見つけることができますね。
コンパクトなブックスタンドは、引き出しの中で服をおさえるのにぴったりです。
つっぱり棒を使う
これも百円均一で購入できます。小さなつっぱり棒で仕切りを作れば、隣の列の服が引っ張られてしまうのを防ぐことができます。
空き箱や、カゴなどで仕切る
牛乳パックやティッシュ箱などを入れて収納場所を仕切ります。牛乳パックはよく洗って乾かした後、用途に応じて縦向きや横向きに切って使用しましょう。下着などの小さなものを仕舞うのに向いているかもしれません。
市松模様になるように並べる
道具を何も使わない、お手軽な方法です。畳んだ服を収納場所に入れるときに、縦向きの列と横向きの列をつくって交互に並べることで、他の列の服に影響を与えにくいようにします。
掛ける収納を崩さないコツ
さて、ワンピースやスーツなど、ハンガーに掛けるものに関しても、機能的な収納法があります。クローゼットの中の洋服を使いやすく、きれいなまま維持するための工夫をいくつかご紹介いたします。
並べ方のルールを作る
服の色や種類、丈の長さなどのカテゴリーに分けて、その順番に並べます。
まずは服の種類(トップス・スカート・ジャケットやコートなど)ごとに分け、その中で、袖や丈の長さの順に並べるのが一番使いやすいかと思います。
ハンガーにラベルを付け、どこからカテゴリーが変わるのかを分かりやすくするというアイデアもあります。
服を取ったら、必ず同じ位置に戻す
服を取るときはハンガーを残し、洗濯が済んだらまたその位置に戻すようにします。そうしておけば服をどこに戻すのか迷いませんし、いつも同じ順番に並んだ状態を維持できます。
「一度着たけどまだ洗わない服」の置き場所を作る
部屋に服が散らかる原因になりがちなのが、「一度着たけどまだ洗わない服」。
クローゼットの下にこれらの服を入れるためのバスケット等を置くか、部屋に簡単なハンガーラックを設置してみましょう。
いかがでしたか? クローゼットやたんすの中がきれいに整頓されていると、毎日が気持ちよく過ごせそうですね。引き出しにはシートタイプの柔軟剤などを入れておくと、衣類にほんのりと香りを残して楽しむこともできます。
服が多すぎて保管場所に困っているという方は、トランクルームなどの貸しスペースの利用も検討してみてください。
大切な衣服を機能的に収納して、毎日のお洒落を楽しみましょう!