レンタル収納ボックス ~屋外型と屋内型の違い~
収納スペース(トランクルーム)をレンタルしようと思い立ってネットで検索をしてみると、「屋外型」「屋内型」のキーワードが出てきます。
ぼんやりとはイメージできても、具体的な違いについては分かりにくいかもしれません。利用する方が何を重視するかによって物件の選び方も変わっていきますので、ここではそれぞれの違いについてまとめていきます。
※一般的な違いについてご紹介しています。運営会社によって形態は様々ですので、詳細は各会社へお問い合わせ下さい。
屋外型
1 特色
空き地に、貨物輸送用の鉄製コンテナを設置しています。輸送用コンテナはたいへん丈夫で、長期間の屋外使用にも耐えられます。直接バイクを収納し鍵をかけることも可能なため、バイクガレージとしての需要も高まっています。車で直接部屋の前まで乗り入れられる物件もありますので、荷物の持ち運びが簡単という利点も。また、階段を設置して、2階部分を増設している物件もあります。
2 サイズ
コンテナは規格があるため、1個のサイズは全て一定で、その中で内側を仕切って大きさを変更しているので、高さや奥行きは同じという場合がほとんどです。
3 気温・湿度
屋外設置の為、どうしても外気温に左右されます。コンテナ内部に断熱材を使用している会社もありますが、完全には対策ができません。
湿度においても同様ですので、利用する側にも、収納物を選ぶ、除湿剤を置く等の対策をすることが求められます。
4 セキュリティ
個々のスペースに鍵が取り付けられるようになっています。コンテナのみが設置されている物件がほとんどのため、通常は、近くに事務所が併設されていたり、管理人常駐のサービスはありません。管理上、定期的な巡回は行われています。
5 料金
3、4の理由があり、管理費もあまりかからないことから、屋内型に比べてリーズナブル。より気軽にレンタルしやすい物件と言えます。
屋内型
1 特色
コンテナタイプと区別して「トランクルーム」と呼ばれます。ビルなどの建物内を一部改装して設置したり、ビルまるごと1棟を使用していたりと形態は様々ですが、建物内に個々のスペースがあるタイプを指します。物件によっては、エレベーターや駐車場などの設備が充実しており、各運営会社の特色が出やすいものとなっています。
2 サイズ
フロアを個別に仕切るため、サイズも様々です。建物内なので高さは一定となります。
3 気温・湿度
屋外型と比べ、何も対策が行われていない場合でも常温となり、外気温との差はそれほどありません。物件や運営会社によっては、空調機能が完備されていたり、湿度管理や防カビ対策などが行われています。
4 セキュリティ
建物内ということもあり、基本は2重ロック。共同入口と個々のスペースに鍵があります。
他、鍵が電子ロックであったり、管理人が常駐していたり、セキュリティ会社と提携して物件自体を管理していたりと、様々な防犯対策が行われている物件も。鍵が1つしかない場合もありますので、紛失や、多人数で1つのスペースを利用する際は注意が必要です。
5 料金
屋外型とは違い、各運営会社で独自の特色や対策を行えるため、料金は高めの設定です。収納物によってはそれほどの設備や対策が不要の場合もありますので、見極めて契約を決定しましょう。
屋外型・屋内型とも、それぞれ長所と短所があることをお分かりいただけたかと思います。
こちらを参考に、ぜひ物件を選んでみてください!