引越しについて ~2.部屋のレイアウト~

 

具体的に引っ越す家を決めたら、今度は家具や家電の配置を考えてみましょう。荷物を梱包する前に決めておけば、新居に運ぶもの・処分するもの、また新しく必要なものが事前に分かるため、引越し業者の見積もり時にも引越時にも、無駄なく指示が出来ます。

計画的に引越しを進めることで、後々の失敗を防ぐことができるので、楽しい暮らしをイメージしながら実践してみましょう!

 


 

1 新居を測る!

 

お部屋のレイアウトはもちろん、今まで使っていた家具・家電が搬入できるかも、この計測にかかっています。

紙とペン、スチール製のメジャーを用意して、新居に足を運びましょう。スチール製だとひとりでも天井などが計れるので便利です。

 

  • 部屋全体の大きさ ―― 幅、奥行、天井までの高さ、柱の位置など
  • 窓の位置とサイズ ―― 壁や床からの距離、縦横のサイズなど
  • 家具の通り道 ―― ドアの開口部、廊下、玄関より外側の階段やエレベーターなど。幅や高さによってはソファやベッドなどが搬入できない場合があります。

 

ここで、テレビやインターネットの配線位置、コンセントの位置も一緒に確認しておきましょう!

コンセント部分は家具を避けて配置しなければいけませんので、注意が必要です。

確認のために写真を撮っておくのもよいですね。

 

 

2 持っている家具・家電などのサイズを測る!

新居が狭くなってしまう場合は特に、今までの家具では大きさが不釣合いになることも。

適度な生活スペースを意識しながら、引き続き使っていきたい家具や家電のサイズを測っていきましょう。

 

 

3 簡単な図面を書いてみる!

 

A4ほどの紙に部屋全体を書き、実際の配置を決めていきます。

奥行や幅など、決まっている部屋のサイズはペンで書いて、家具などを消せるペンや鉛筆で書き込むといいでしょう。

大きさはだいたいの目安で大丈夫。部屋が350cmの幅であれば、適当に3分割して100cmだとこれくらい、というようなイメージで家具家電の配置を決めていきます。

ここで、持っている家具の取捨選択をしましょう。

 

【注意点】

  • 通路、ドアの開閉時に必要なスペースの確保 ―― 引き戸とは違ってドアタイプは扉が大きく動きます。動く部分には当然家具は置けません。扉つき家具も同様に注意が必要です。
  • 大きく重いものから優先的に ―― ひとりでも動かせる家具に関しては、引越し後でも移動可能なので細かく決める必要はありませんが、重い家具や家電に関しては移動に人手が必要です。あらかじめ定位置を決定して、引越業者に設置してもらいましょう。

 

 


 

早い段階でレイアウトを考えておけば、不要なものと新調すべきものが見えてきます。

新調する場合は、新居で組み立てておいたり、先に設置しておくことも可能です。処分品が決まっていれば、買取りか、粗大ごみにするかを検討する場合も早めに準備ができますし、業者によっては引越しの際に引き取ってもらえることも。

レイアウトは頭を悩ませる作業ではありますが、同時に引越で一番楽しい作業です!

新居を夢見て楽しく考えてみましょう。