引越しについて ~3.梱包準備~

 

現在の家具家電を、処分するものと持っていくものにある程度分けたら、引越業者に見積もりを依頼しましょう。実際に部屋を見てもらい、相談するのが確実です。複数の業者に見積り依頼をしてみるのがよいでしょう。

同時にここで、梱包について考えなければなりません。荷造りを業者に任せるか、自分で行うかによって料金が変わってくるからです。

引越業者や梱包専門業者へ依頼する際は、どこまでを「おまかせ」するのかを選択できますので、業者のサービス範囲をあらかじめ調べておきましょう。

ここでは、自分で梱包をする際の準備についてポイントをまとめます。

 


 

1 ダンボール

引越業者がサービスで持ってきてくれる無料のダンボールもありますが、数にはもちろん限度があります。足りない場合はご自身で調達しましょう。

少量なら近隣のスーパーなどで分けてもらうこともできますし、ネットで購入することも可能。ダンボールは、荷物を入れたときに自分ひとりで運べる重さが目安です!サイズ・荷物に合ったものを多めに用意しましょう。

書籍は少量でも重くなります。引越業者からもらうダンボールでは大きすぎる場合がありますので、蔵書家の方は別途用意しましょう。女性でも扱いやすいダンボール規格サイズNO.6がおすすめです。(縦305mm×横215mm×高さ255mm)

 

 

2 緩衝材(新聞紙、タオルなど)

食器など割れ物を包む際、あるいは荷物の隙間を埋める際には緩衝材が必要です。引越し業者が用意してくれることもありますが、足りなくなってしまうことも。そんなときは、身近なもので代用してみましょう。

新聞紙が一番手に入りやすいのですが、ちょっと汚れも気になります。そんなときは、タオルもオススメです。家にあるタオルを使えば、食器もタオルもまとめて梱包できますし、安いタオルをまとめて購入しても、新居で梱包を解きながら ぞうきん代わりとして使えるので便利ですよ。タオルはゴミにならない、というのが一番の利点ですね。

併用して適材適所に使用してみましょう!

 

 

3 油性ペン(太字のもの、2色以上)

主に梱包したダンボール表面に記入するため使用します。

ダンボール側面の2面に、荷物の中身、新居のどの部屋に持っていくか、誰の荷物かなど、個別・部屋別にペンで色分けをしておくと、運び込み時に大変便利です。引越業者にも指示しやすく、箱数の管理にも適しています。

誰にでも分かりやすいように、簡潔に記入しましょう。

 

4 クラフトテープ(ガムテープ)と養生テープ

ダンボール組み立てには欠かせないガムテープ。引越し業者が持ってきてくれる分で足りなければ、ホームセンター等でしっかりとしたものを購入しましょう。百円均一店でも販売されていますが、物によっては粘着力が弱い場合があるので注意が必要です。

※ 表面がコーティングされたテープは、撥水加工があり丈夫ですが、重ね貼りや、ペンで表面に記入することが出来ません。ご自身の使い勝手のよい方を選んでください。

 

養生テープとは、よく見かける緑色のテープです。マスキングテープとも呼ばれ、粘着力が弱く、貼ったり剥がしたりが何度も出来る上に、剥がす際にも跡が残りにくいため、引越しの際に大変重宝します。

家具の引き出しや扉部分が開かないように固定する際にも使えますし、小物やコードをとりあえずまとめたい時などに、仮止めテープとして使っても便利です。

ただし家具の材質によっては、テープ跡が残ったり、貼り付けできない場合もありますので、使用前に目立たない部分で試してみましょう。

 

 

5 その他

  • 軍手(滑り止めのあるもの)
  • ビニールひも
  • はさみ、カッター
  • 圧縮袋 ―― ふとん等かさばるものはあらかじめ圧縮しておきましょう。
  • ゴミ袋 ―― 引越し作業は、たとえ大雨であっても決行されます。もし引越トラックから新居まで屋根がなければ、水濡れ厳禁の大事な荷物も濡れてしまうかも…。ダンボールも基本的に紙であることを考えれば、水が浸入することも想定できます。大事な荷物は事前にゴミ袋で包んでから、ダンボールに詰めてもいいかもしれません。

 


 

初めての引越しの場合は、ダンボール等がどれくらい必要になるのか、ピンと来ないものです。

見積もりに来た引越業者と相談しながら決めていきましょう!

また、パソコンなどの精密機器や貴重品に対する扱いも重要ポイントです。