引越について ~5.パソコンなどの精密機械、家具など~

 

引越しの際、衣類や小物はご自身で梱包するとしても、大きな家具やパソコンはどうするのがよいのでしょうか。

それぞれ引越業者へ問い合わせをするのが一番確実ですが、ここでは引越前までに準備できること・やるべきことをまとめます。

 


 

1 パソコン

精密機器の代表・パソコンは、少しの衝撃でもデータが飛んだり、故障してしまうもの。あらかじめデータのバックアップは必ず取っておきましょう。

引越先へ持ち運べる範囲であれば、ご自身で搬入するのがおすすめです。

また梱包は、ご自身で厳重に。購入時の箱を取っておいて、同じように梱包しなおすのが一番安全です。他の箱に入れる場合は、毛布などでくるみ、さらに緩衝材で巻いて、中のパソコンが動かないようにします。もちろん、箱の外側には「パソコン」「取扱注意」と大きくはっきり記入しましょう!専用の梱包資材をネットで購入することも可能です。

配線は、ご自身で再度接続できるように、テープで印や番号を記入しておきましょう。

 

 

 

2 大型家具、棚類

解体(分解)や梱包(布で覆う等)は、大手引越業者であれば無料で実施してくれるサービスですが、念のためどこまでしてもらえるか確認しましょう。

また書棚や食器棚など4角にダボ(棚受金具)付きの可動棚がある場合は、運ぶ際簡単に外れてしまいますので、あらかじめご自身ではずしておき、棚板とダボをまとめておくと良いでしょう。

引き出し付きのものは、養生テープで引き出し前面部分を止めておきます。

テーブルの足部分は外しておくのかも確認しましょう。

 

 

 

3 タンス、衣類ケース

中の衣類はそのままで持ち運んでもらえる場合があります。引越業者へ問い合わせましょう。また、衣類を出す場合もそのままの場合も、引き出し前面は養生テープで止めておきます。

 

 

 

4 テレビ、DVDレコーダー

梱包は業者へお任せするとして、配線などのコード類は事前に外しておきます。引越先ではご自身で再度接続する必要があるため、分かるようにテープなどで目印を貼っておくと良いでしょう。

 

 

 

5 照明器具

意外と忘れがちな天井部分の照明ですが、大手引越業者では、天井からの取り外しや新居での取付をしてくれる場合がありますので、確認をしておきましょう。

事前にすべきことは、掃除です!ホコリや虫などは取り除いておいてください。

 

 

 

6 冷蔵庫

製氷機能が付いている場合は、2日前までに製氷機能を停止させます。

引越前日までに、氷と食料品を使いきった後、コンセントを抜いて「水抜き」をします。(水抜きの不要な冷蔵庫もありますので、説明書をご確認ください)

冷蔵庫の下に受け皿がある場合と、背面にタンクが付いている場合がありますので、そこに溜まっている水を排水します。

簡単に掃除をして、冷蔵庫内の可動棚や卵ケースは、動かないように養生テープで止めておくとよいでしょう。

 

 

 

7 洗濯機

こちらも前日までに「水抜き」が必要です。(引越業者が実施してくれる場合もありますので、確認しましょう)

水道蛇口を閉めた状態でスタートボタンを押すと、ホースに溜まった水が排水されます。しばらく作動させた後、電源を切り、給水側のホースを外します。(ここにも水が溜まっているので注意!)

再度電源を入れ、脱水コースを手動で実行、しばらく作動させた後に、槽内の水気をふき取り、排水側のホースを排水溝から外して、残った水を捨てて完了です。

 

 


 

引越業者からもらえるダンボールに入らない家電(レンジやオーブンなど)は、基本的に梱包は必要ありませんので、ポットなどダンボールに入るものだけを梱包しましょう。

また、冷蔵庫や洗濯機は、使用から10年が経過していれば、買い替えもおすすめです。あらかじめ新居に設置してもらうこともでき、余計な作業も省けますよ!

一番やっかいな公共機関への届出を済ませたら、心機一転、新しい生活が待っています。すっきり快適な住まいを手に入れて、気持ちの良い一歩を踏み出しましょう♪